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蜂の子とローヤルゼリーの比較

 蜂の子とローヤルゼリーはどちらも蜂に関係し、体に良いといわれていますが、このふたつは似ているようで全く別のものです。蜂の子とローヤルゼリーを成分から効能まで比較してみました。

■蜂の子とローヤルゼリー

・蜂の子

 ミツバチ、スズメバチ、アシナガバチなどの卵が孵化した蜂の幼虫やさなぎを指します。

・ローヤルゼリー

 ミツバチが花から集めた蜜を体内で合成し分泌した乳白色の液で、女王蜂だけの餌になるものです。

■栄養成分の比較

蜂の子

・主要栄養素

 水分、たんぱく質、炭水化物、脂質、繊維質

・ビタミン類

 ビタミンC、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ピリドキシン、ビオチン、コリン

・ミネラル

 カリウム、リン、マグネシウム、カルシウム、亜鉛、鉄、銅

・アミノ酸

 必須アミノ酸全9種類、非必須アミノ酸10種類

・脂肪酸

 オレイン酸、パルミチン酸、ステアリン酸、ミリスチン酸、リノレン酸、リノール酸、パルミトレイン酸、ラウリン酸

ローヤルゼリー

・主要栄養素

 水分、たんぱく質、炭水化物、脂質

・ビタミン類

 ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB6、ビタミンB12、パントテン酸、アセチルコリン、葉酸、ビオチン、ナイアシン、ビタミンC

・ミネラル

 鉄、銅、亜鉛、マンガン、マグネシウム、カルシウム、ナトリウム、カリウム、リン

・アミノ酸

 必須アミノ酸全9種類、非必須アミノ酸12種類

・特有成分

 デセン酸

・その他

 イノシトール

■効能の比較

蜂の子の主な効能

・耳鳴りの改善

 蜂の子は岐阜大学医学部で耳鳴りや難聴に対するヒト試験が行われ、蜂の子の長期間の摂取は耳鳴りと聞こえにくさの症状の改善となることが明らかにされています。別の研究でも、蜂の子の摂取は耳鳴りの改善に繋がるという結果が報告されています。

・美肌、アンチエイジング効果

 蜂の子は肌に張りと潤いを与えるコラーゲンの生成を助け、肌の細胞の代謝を促進し、シミ、シワの防止に効果があります。肌だけでなく、爪や髪の毛にも潤いを与えます 。蜂の子の持つ抗酸化作用は老化を防止し、アンチエイジングに効果があります。

・免疫力の向上、滋養強壮

 蜂の子には多くのビタミン、ミネラルが含まれ、風邪 や細菌感染を予防し、免疫力を向上させ、滋養強壮に効果があります。

ローヤルゼリーの主な効能
・更年期障害の軽減

 ローヤルゼリーにのみ含まれている特有成分のデセン酸は女性ホルモンのエストロゲンに似た働きがあり、自律神経とホルモンのバランスを整え、更年期障害の症状を軽減する効果があります。

・高血圧、低血圧の改善

 ローヤルゼリーに含まれているパントテン酸は、血行を促進しコレステロール値を下げ、血圧を正常の状態に戻すので、高血圧の改善に効果があります。また動脈硬化、心臓病などの生活習慣病の予防と改善にも働きます。

 ローヤルゼリーは高血圧だけでなく、低血圧を改善する神経伝達物質のアセチルコリンを含みます。

・メタボリックシンドロームの改善

 メタボリックシンドロームは食生活の乱れなどから起きる生活習慣病のひとつで、食事と運動による改善が必要となります。ローヤルゼリーに含まれるパントテン酸、ビタミンB1、ビタミンB2は代謝を促進し、脂肪を燃焼させる働きがあり、メタボ改善に働きます。

■副作用の比較

 蜂の子、ローヤルゼリーともに副作用は特にありませんが、中には アレルギー反応を起こしてしまう人もいます。食物アレルギーのある方は、摂取前に医師に相談しましょう。

■まとめ

 蜂の子、ローヤルゼリー、どちらも多くの栄養成分を含む優れた食品です。成分や効能を比較し、自分により合っていると思える方を選んでみましょう。

 見た目や味から摂取が難しいと思われる方は、サプリメントで摂ることをおすすめします。