「蜂の子で動悸・息切れを改善しよう!」

目次

  1. 動悸とは?
  2. 息切れとは?
  3. 動悸、息切れの原因
  4. 動悸、息切れの予防、改善に効果がある蜂の子の成分
    1. トリプトファン
    2. メチオニン・フェニルアラニン
    3. グリシン
    4. ナイアシン
    5. パントテン酸
    6. ビタミンC
    7. カルシウム、マグネシウム
    8. 亜鉛
蜂の子には、動悸や息切れを予防、改善する効果があります。
ここでは、蜂の子に含まれているどのような成分が動悸や息切れを予防、改善するのかを説明します。

動悸とは?

動悸とは、心臓の拍動(はくどう‐心臓が伸縮、弛緩する動き)を強く感じたり、脈拍の乱れを感じたりする状態です。

息切れとは?

息切れとは、文字通り、息が切れて呼吸をすることが苦しく感じる状態です。

動悸、息切れの原因

動悸、息切れの原因には、次のようなことがあります。

〇ストレスや更年期障害による自律神経の乱れ
〇心疾患やインスリン注入が必要なタイプの糖尿病
〇貧血
〇睡眠不足
〇過労

蜂の子は、動悸、息切れの原因を予防、改善する効果がある成分を含んでいます。

動悸、息切れの予防、改善に効果がある蜂の子の成分

トリプトファン

自律神経が乱れると、次のようになって動悸や息切れが起こります。

自律神経は、活動している時に働く交感神経とリラックスしている時や休息時に働く副交感神経の2つがあり、バランスよく働いています。

しかし、ストレスや更年期障害、不眠などが原因でそのバランスが乱れると、交感神経が優位な状態が続き、緊張が解けないので血管が収縮して細くなり、血液の流れが悪くなります。
そのため、心臓は血液の流れをよくするためにますます血管に血液を送り、動悸が起こります。

必須アミノ酸のトリプトファンは、神経伝達物質(脳の細胞と細胞の間の情報伝達を早くする物質)のセロトニンの材料となる成分です。

セロトニンは、精神を安定させてこころにやすらぎを与える働きがあるので、副交感神経を優位にして緊張を解き、自律神経の乱れを整えます。

また、セロトニンは、不眠に大きな効果があるメラトニンの材料にもなるので、動悸や息切れの原因のひとつの不眠の予防、改善にも効果があります。

トリプトファンが不足すると、セロトニンもメラトニンも生成されないので、トリプトファンは自律神経の乱れや睡眠不足を予防、改善する効果があります。

メチオニン・フェニルアラニン

必須アミノ酸のメチオニンとフェニルアラニンは、セロトニンの材料となります。

グリシン

非必須アミノ酸のグリシンは、セロトニンの増加を促進します。

また、グリシンは入眠しやすくして、熟睡感を与える働きがあるので、動悸、息切れの原因のひとつの不眠を予防、改善する大きな効果があります。

ナイアシン

ビタミンB群のひとつのナイアシン(ビタミンB3 )は、セロトニンの合成に深く関わっています。

セロトニンの材料のトリプトファンは、ナイアシンの材料にもなります。
ナイアシンが不足すると、セロトニンの生成よりナイアシンの生成が優先されるため、セロトニンが不足して、自律神経が乱れることがあります。

また、ナイアシンはレム睡眠(脳が働いている浅い眠り)とノンレム睡眠(脳も休んでいて深い眠り)のリズムを整える働きがあるので、不眠も予防、改善する効果があります。

パントテン酸

ビタミンB群のひとつのパントテン酸(ビタミンB5)は、ストレスをやわらげる効果がある副腎皮質ホルモンの合成を促進するので、「抗ストレスビタミン」とも呼ばれます。

また、パントテン酸は不足するとめまい、動悸、頭痛が起こります。

ビタミンC

ビタミンCは、ストレスに対する抵抗力を高める副腎皮質ホルモンを合成する働きがあります。

また、動悸、息切れの原因のひとつの貧血の予防、改善に大きく役に立つ鉄の吸収率を高める働きもあります。

カルシウム、マグネシウム

ミネラルのカルシウムとマグネシウムは、精神を安定させる働きがあるので、寝つきをよくして不眠を予防、改善したり、ストレスを軽減してめまいや耳鳴りを予防、改善する効果があります。

亜鉛

ミネラルの亜鉛は、ノンレム睡眠の時間を長くして睡眠の質を高める働きがあることがマウスを使った実験で判明しています。
また、亜鉛は、赤血球をつくるのに必要な成分なので、不足すると貧血になります。

ミネラルの鉄は、赤血球のほとんどを占めるヘモグロビンの材料になるので、不足すると貧血になります。

ヘモグロビンは、身体に酸素を運ぶ働きがあるので、貧血になると体内の酸素が不足します。
その状態で身体を動かすと、酸素が足りないので心臓がさらに血液を送り出そうして動悸や息切れが起きます。

おわりに

蜂の子は、動悸や息切れの原因となる自律神経の乱れ、貧血、不眠、ストレスを予防、改善する効果がある成分を多く含んでいます。
特にトリプトファンは、自律神経の乱れを整える働きがあるセロトニンと、不眠を予防、改善する効果があるメラトニンの材料となるので、動悸、息切れの予防、改善に大きな効果があります。
ただし、蜂の子は心臓病や糖尿病から起こる動悸や息切れは改善しません。
動悸、息切れの原因がはっきりしない場合は、まず医師に相談してください。
蜂の子は、病気が原因でない動悸、息切れで悩んでいる人にお勧めします。