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「蜂の子で更年期障害を乗り越えよう!」

目次

  1. 更年期障害とは?
  2. 更年期障害の主な症状
  3. 更年期障害の症状の予防、改善に効果がある蜂の子の成分
    1. トリプトファン
    2. メチオニン
    3. フェニルアラニン
    4. イソロイシン
    5. アルギニン
    6. グリシン
    7. ビタミンB1
    8. ナイアシン(ビタミンB3)
    9. パントテン酸(ビタミンB5)
    10. ビタミンC
    11. カルシウム、マグネシウム
    12. 亜鉛
    13. リノレン酸(αリノレン酸‐アルファ・リノレン酸)
蜂の子には、更年期障害の症状を予防、改善する効果があります。
ここでは、蜂の子に含まれているどのような成分が更年期障害の症状を予防、改善するのかを説明します。

更年期障害とは?

更年期障害とは、閉経前後の更年期に卵巣の機能が低下して、女性ホルモンの分泌量が急激に減り、ホルモンのバランスが乱れてさまざまな不調が起こることです。

更年期障害の主な症状

更年期障害は、ホルモンバランスが乱れることによって自律神経が乱れて起こります。

自律神経は、生命を維持するために欠かせない神経で、活動時に働く交感神経と休息時に働く副交感神経があります。
自律神経は、バランスよく働くことが大切で、バランスが乱れると以下のような症状を引き起こします。

・不眠
・冷え
・頭痛
・めまい
・肩こり
・耳鳴り
・抜け毛
・動悸、息切れ
・鬱(うつ)

蜂の子には、更年期障害によって起こるさまざまな症状を予防、改善する成分が含まれています。

更年期障害の症状の予防、改善に効果がある蜂の子の成分

トリプトファン

必須アミノ酸のトリプトファンは、脳の細胞間の情報の伝達を早める神経伝達物質のセロトニンの材料となります。
セロトニンは、しあわせホルモンとも呼ばれ、精神を落ち着かせて自律神経の乱れを整える働きがあります。
自律神経が乱れると、交感神経と副交感神経がうまく働かなくなり、ストレスを感じ、めまい、耳鳴り、鬱(うつ)などの症状が現われる場合があります。

また、セロトニンは、寝つきをよくし、睡眠の質を高める効果があるメラトニンの材料になったり、体内時計を整えて入眠を促したりするので、不眠を予防、改善する効果があります。
トリプトファンが不足するとセロトニンが生成されないので、トリプトファンは、更年期障害による耳鳴りやめまい、鬱、不眠の予防、改善に非常に効果が高い物質です。

メチオニン

必須アミノ酸のメチオニンは、セロトニンの材料となるので、めまい、不眠を予防、改善します。
また、気力や集中力を高めて、鬱を予防、改善する効果があるノルアドレナリンやドーパミンの材料にもなります。

フェニルアラニン

必須アミノ酸のフェニルアラニンは、セロトニンやノルアドレナリン、ドーパミンの材料となる物質です。
フェニルアラニンが不足すると、セロトニンが生成されなくなって鬱や不眠になったり、ノルアドレナリンやドーパミンが生成されなくなって、気力や集中力が低下し、ストレスを感じてめまいが起きたりする場合があります。

イソロイシン

必須アミノ酸のイソロイシンは、血管を広げる働きがあるので、血行をよくします。

アルギニン

非必須アミノ酸のアルギニンは、血管を広げて血液の流れをよくする一酸化窒素を産生するので、血行をよくしたり、血行不良によるめまいを予防したりします。

グリシン

非必須アミノ酸のグリシンは、血管を広げて身体の先端の血行をよくする働きがあるので、冷えの予防、改善に効果があります。
また、末端の血行がよくなると、身体の表面から熱が放出されて身体の深部の体温が下がり、眠くなるので、入眠しやすくなります。
グリシンには、浅い眠り(脳が働いているため)のレム睡眠と深い眠り(脳が休んでいるため)のノンレム睡眠のリズムを整えるので、熟睡感のある睡眠に導きます。
さらにグリシンは、自律神経の乱れを整えるセロトニンの増加を促進します。

ビタミンB1

ビタミンB1は、脳の中枢神経(脳と脊髄にある神経)の働きを正常に保つので、精神を安定させ、ストレスを軽減したり、鬱を予防したりします。
また、ビタミンB1は、脳のエネルギー源となるブドウ糖の分解を助ける働きがあるので、脳のエネルギー不足から発生するイライラ感や耳鳴りを予防、改善します。

ナイアシン(ビタミンB3)

ナイアシンには、更年期障害によるさまざまな症状を予防、改善する効果があります。

〇血行不良、冷え、肩こりの改善
ビタミンB群のひとつのナイアシンは、血行をよくするので、冷えや肩こりの予防、改善に効果があります。
また、血行をよくすることで、身体の深部の体温を下げて寝つきをよくする働きがあります。

〇セロトニンの合成に関わる
ナイアシンは、更年期障害の症状の予防、改善に非常に効果があるセロトニンの合成に関わりがあります。

トリプトファンは、セロトニンだけではなくナイアシンの材料にもなります。
ナイアシンが不足すると、セロトニンよりもナイアシンが優先して生成されるため、セロトニンが不足してしまいます。

ですので、トリプトファンからセロトニンが生成されるためには、ナイアシンを十分補給する必要があるのです。

〇不眠を予防、改善する
ナイアシンは、レム睡眠とノンレム睡眠のリズムを整えるので、不眠の予防、改善にも効果があります。

〇胃腸障害を予防、改善する
ナイアシンは、皮膚や粘膜を強くする働きもあるので、更年期障害の症状のひとつの、胃腸の不調を予防、改善する効果もあります。

パントテン酸(ビタミンB5)

ビタミンB群のパントテン酸は、善玉コレステロールの合成を促します。
善玉コレステロールは、血管の壁に沈殿し血管を狭くする悪玉コレステロールを肝臓に運ぶので血液の流れを良くする働きがあります。

また、パントテン酸は、ストレスを感じると発生して、ストレスに対抗する副腎皮質ホルモンの分泌を促します。

ですので、パントテン酸は、ストレスや血行不良からくるめまいを予防、改善する効果があります。

ビタミンC

ビタミンCは、鉄と一緒に摂取すると鉄の吸収率を高めて貧血やめまいの予防に役立ちます。
また、貧血を予防するので、貧血による血行不良も予防します。

カルシウム、マグネシウム

ミネラルのカルシウムとマグネシウムは、天然の精神安定剤とも呼ばれていて、精神を安定させて寝つきをよくしたり、ストレスを軽減して鬱や耳鳴り、めまいを予防、改善する効果があります。
また、マグネシウムは、血管を広げる効果もあるので、血行をよくします。
カルシウムとマグネシウムは、同時にカルシウム2、マグネシウム1の割合で摂取すると効果が高く ます。

亜鉛

ミネラルの亜鉛は、ノンレム睡眠の時間を長くする働きがあることが、マウスを使った実験で判明しています。
また、天然の赤色の色素のアスタキサンチンと一緒に摂取すると、ノンレム睡眠の時間がさらに伸びることも判明しています。

さらに、亜鉛は赤血球を生成するのに必要な物質なので、亜鉛が不足すると貧血になります。

亜鉛は、精神を安定させる働きがあるので、イライラや不安を減らし、ストレスが原因で起こるめまいや鬱を予防、改善する効果があります。

ミネラルの鉄は、赤血球の大部分を占めるヘモグロビンの材料となって、酸素を全身に運んでいます。
ですので、鉄が不足すると赤血球が減って貧血になり、めまいの原因のひとつにもなります。

蜂の子に含まれている鉄は、肉や魚にも含まれている吸収率のよいヘム鉄です。

リノレン酸(αリノレン酸‐アルファ・リノレン酸)

脂肪酸のひとつのリノレン酸(一般的には、αリノレン酸のことをさします)は、血流をよくしたり、脳細胞の働きを活発にしたりしてめまいを予防、改善する効果があります。

おわりに

蜂の子には、更年期障害の症状の不眠、耳鳴り、めまい、鬱を予防、改善する効果のある成分がたくさん含まれています。
更年期障害は、人により程度や期間の差がありますが、何年もつらい症状が続き、日常生活に支障をきたす人もいます。
更年期障害の薬もありますが、ホルモン剤や向精神薬など副作用がある薬がほとんどです。
蜂の子は、副作用もないので、更年期障害の症状はあるが、病院へ行ったり、薬を飲むことに抵抗がある人にお勧めします。
ただし、蜂の子は薬ではないので、症状が改善されない場合は医師に相談してください。