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蜂の子は耳鳴りに効果あり

 耳鳴りは辛い症状です。耳鳴りからめまいや頭痛が起きることもあり、日常生活に支障をきたす原因にもなります。耳鳴りに効果があると注目されている昆虫料理の代表に蜂の子があり、サプリメントでも販売されています。

■耳鳴りのさまざまな原因

 耳鳴りはさまざまな原因で起こります。中耳炎や外耳炎など耳の疾患、脳に関係する疾患、加齢による難聴、肩こりや首のこり、不眠、ストレスなどの精神的要因も耳鳴りの原因になります。また血液中のコルチゾールというストレスに関係するホルモンが耳鳴りの原因となる可能性についても研究が進められています。

 耳鳴りの原因となる症状が無くなっても耳鳴りが続くというケースもあり、中には耳鳴りが慢性化してしまうこともあります。

 耳鳴りは医学的に解明されていない部分が多くあるため、原因と推測される病気がなく耳鳴りが続く場合は、難病指定と診断されることが多々あります。

■蜂の子

 蜂の子はクロスズメバチやミツバチ、アシナガバチなどの幼虫で、古くから良質のたんぱく源として長野、岐阜、山梨、愛知、静岡、栃木、岡山、宮崎などの各地の山間部で重宝され食されてきました。蜂の子は地方によりジバチ、スガレ、ヘボなどとも呼ばれ、甘露煮や佃煮、素揚げ、炊き込みご飯などの調理方法があります。

■耳鳴りに効く成分

 蜂の子は炭水化物、たんぱく質、脂質、ビタミン、ミネラル、アミノ酸など、バランスの取れた栄養成分を含みます。

 蜂の子は人の体を作るたんぱく質の最小単位であるアミノ酸のうち、体内では合成することのできない必須アミノ酸9種類を全て含んでいます。その必須アミノ酸の中で、トリプトファンという成分がストレスからくる耳鳴りの改善に関係しています。

・必須アミノ酸トリプトファンの働き

 トリプトファンは脳内の神経伝達物質であるセロトニンを作りだす材料となります。セロトニンは精神を安定させ、ストレスを緩和し、自律神経を調節する働きがあります。ストレスが溜まると自律神経が乱れ、耳鳴りの原因となります。トリプトファンはストレスからくる耳鳴りの改善に間接的に働きかけます。

 セロトニンは脳内の松果体でメラトニンというホルモンに変換され、催眠を促す働きがあり、睡眠のリズムを整えます。規則正しい睡眠は、ストレスを緩和するための非常に大切な要素です。

 トリプトファンは蜂の子の他にもレバー、マグロ、牛乳、大豆、かつお、鶏胸肉などに多く含まれています。

・亜鉛、マグネシウム

 亜鉛不足は耳鳴りや難聴の原因とされています。マグネシウムは神経機能の働きに必要不可欠な栄養素で、不足すると聴覚神経に問題が起きます。蜂の子は亜鉛、マグネシウムの両方を含んでいます。

■ 蜂の子の優れた栄養バランス

 アミノ酸を有効に活用するためには、ひとつの成分だけを多く摂るのではなく、アミノ酸全体をバランスよく摂取することが大切です。耳鳴りに効果があるからといって、トリプトファンばかりを多く摂取しても体内でうまく作用しません。

 蜂の子はアミノ酸がバランスよく含まれているので、トリプトファンの働きを効果的に活用することができます。亜鉛、マグネシウム、ビタミン類も相互作用があり、それらすべてを含む蜂の子は優れた食品であるといえます。見た目が苦手な方は、蜂の子サプリメントでの摂取がおすすめです。

[出典]
蜂の子は耳に良い
http://b3-kaede.sakura.ne.jp/2009/11/post_122.html