蜂の子はメニエル病に効果あり

 耳鳴りや難聴を改善する効果が注目されている蜂の子ですが、難病といわれるメニエル病にも効くことが国内外の研究により明らかになってきました。蜂の子のどのような成分がメニエル病の改善に働くのでしょうか?

■メニエル病

 メニエル病はメニエール病ともいわれ、回転性のめまい、難聴、耳鳴り、耳閉感の症状が同時に起こります。メニエル病は内耳の病気で、厚生労働省の特定疾患に指定されています。

 メニエル病は1861年、めまいの原因に内耳が関係していると発表したフランスの医師、プロスペル•メニエール にちなんで命名されました。

•メニエル病の原因

 メニエル病は、ストレスや疲労、睡眠不足、不規則な生活、気圧の変化、完璧主義的な性格などが根底となり、内リンパ水腫(内耳の膜迷路という管のリンパの過剰な増加)により発症します。

 メニエル病と診断されるのは、前述した回転性のめまい、難聴、耳鳴り、耳閉感が同時に繰り返して起こり、ほかの似たような症状を伴う疾患ではないという検査結果が出た場合に限ります。

•メニエル病の治療

 メニエル病の治療には、処方薬やビタミン剤を合わせて服用し、症状の軽減を計ります。薬の服用と同時に、ストレスの軽減、規則正しい睡眠を取るなどの生活習慣の見直しが大切になります。

■蜂の子とメニエル病

 中国の医科大学で行われた実験で、蜂の子の摂取によりメニエル病の症状のめまい、耳鳴りが改善されたという結果が報告されています。

 国内でも大学の研究グループによる臨床試験で、蜂の子はメニエル病の耳鳴りの改善に効果があり、聴力を回復させる働きを持つ可能性があると報告されています。ちなみに国内の実験では、蜂の子のたんぱく質をペプチドやアミノ酸の状態に分解した酵素分解の蜂の子が使用されました。

■ストレスとコルチゾール

 メニエル病はストレスに深く関わっています。人がストレス状態に置かれると、コルチゾールという血中ホルモンが分泌されます。コルチゾールは耳鳴りにも影響を及ぼし、コルチゾール値が高くなると耳鳴りがひどくなる傾向にあります。

■ ストレスを緩和する蜂の子の成分

•カルシウム

 カルシウムはストレスの解消に有効に作用します。カルシウムが不足すると精神が不安定になりやすく、イライラも溜まります。

•チロシン

 アミノ酸の一種のチロシンもストレスの軽減に働く成分です。チロシンは精神疲労の回復に欠かすことのできない成分で、脳の活動を正常にし、やる気を起こさせるドーパミン、ノルアドレナリン、アドレナリンの生成に関係し、鬱の改善にも有効です。

•トリプトファン

 必須アミノ酸のトリプトファンは神経伝達物質のセロトニンを作り出す材料となり、精神の安定とストレスの緩和に働き、自律神経を調節します。

■ 効果的な蜂の子の摂取〜サプリメント

 蜂の子はストレスを軽減するカルシウムとチロシン、トリプトファンをバランスよく含みます。ストレスが軽減されるとメニエル病の症状の耳鳴り、難聴の改善が見られるようになります。

 研究では酵素分解の蜂の子を摂取すると、血中のコルチゾール値が低下し、難聴の改善が可能になるとの結果が発表されています。

 国内の研究で使われた酵素分解の蜂の子は、吸収しやすいように加工されています。同様の効果を得るためには、蜂の子のサプリメントの摂取がおすすめです。

[出典]
蜂の子でコルチゾールを低下させる
https://www.charlestonwine.com/catalog_15754.html