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「蜂の子とプロポリスの違い」

目次

  1. 蜂の子とは?
  2. プロポリスとは?
  3. 蜂の子とプロポリスの違い
    1. 色の違い
    2. 成分の違い
    3. 効能の違い
      1. 共通の効能
      2. 異なる効能
蜂の子とプロポリスはどちらも蜂の産物ですが、成分や効用は違います。
ここでは、蜂の子とプロポリスの違いについて説明します。

蜂の子とは?

蜂の子とは、名前の通り蜂の子供のことで、蜂の幼虫やさなぎのことをいいます。
ミツバチ、スズメバチ、クロスズメバチ、アシナガバチ、クマバチの幼虫やさなぎは全て「蜂の子」といいます。

商品としての蜂の子は、蜂の幼虫や成虫を佃煮(甘辛く煮つけたもの)にして瓶に詰めたものが多いですが、缶詰やサプリメントもあります。

プロポリスとは?

プロポリスは、ミツバチが新芽やつぼみ、樹液などから集めた樹脂成分を巣に帰ってからミツロウ(働き蜂が腹にある分泌腺から分泌した蝋(ロウ)分のこと)と合わせて作った物質で、蜂ヤニとも呼ばれています。

プロポリスは、食べるものではなく、巣の補強や、巣内を殺菌したり抗菌したりする材料として使われます。

蜂の子はいろいろな種類の蜂の子どもですが、プロポリスはミツバチの巣でしか採れません。

蜂の子とプロポリスの違い

色の違い

〇蜂の子
蜂の子は、乳白色~薄い黄色をしており、成長の過程で色が変わります。

〇プロポリス
プロポリスは、採取した場所によって色や成分が異なります。
オーストラリア産は茶~茶褐色、ブラジル産は緑がかった茶色、マングローブの群生地帯でのみ採取されるものは赤色をしています。

成分の違い

蜂の子は、採取した蜂の幼虫がふ化して何日目かによって栄養価が異なりますが、プロポリスは、採取した場所に生えている植物によって成分が変わります。

〇蜂の子
蜂の子には、5大栄養素(たんぱく質、炭水化物、脂質、ビタミン、ミネラル)が40種類以上含まれています。

・アミノ酸・・・19種類
・ビタミン・・・8種類
・ミネラル・・・8種類
・脂肪酸・・・8種類

〇プロポリス
プロポリスには、5大栄養素以外の栄養素も含まれています。

・桂皮酸誘導体(ケイひ酸誘導体:抗菌、抗酸化、抗腫瘍効果がある物質)・・・アルテピリンC、P-クマル酸、バッカリンなど
・フラボノイド(ポリフェノールの一種で抗菌、殺菌、抗酸化作用がある)
・ミネラル・・・6種類
・ビタミン・・・5種類

効能の違い

蜂の子とプロポリスは共通の効能と異なる効能があります。

共通の効能

・ストレスの予防、改善
・抗酸化作用
・美肌、育毛
・生活習慣病の予防、改善
・認知症の予防、改善

異なる効能

〇蜂の子
蜂の子は、加齢やメニエール病が原因で起こる耳鳴り、難聴、めまいの予防、改善効果が高く、その効果は実験によって確認されています。

また、EDの予防、改善や疲労回復などもあります。
美肌効果は、プロポリスにもありますが、蜂の子は肌にうるおいや弾力を与える効果があるアミノ酸を19種類も含んでいるので、美肌効果が高いです。

〇プロポリス
プロポリスは、抗菌、殺菌効果が高く、「天然の抗生物質」と呼ばれていて、風邪やインフルエンザ、喉の痛み、口臭、死歯周、口内炎などの予防、改善効果があります。

また、抗酸化作用も強く、細胞を傷つけて老化の原因を引き起こす活性酸素を抑制するので、老化予防やがんの予防効果もあります。

それ以外にも、外傷に塗ると、消毒薬の働きもします。

まとめ

蜂の子とプロポリスはどちらも蜂に関わる物質ですが、蜂の子は、蜂の幼虫そのもので、プロポリスは、ミツバチの巣の補強や殺菌などに使われる物質です。
共通の効能も多数ありますが、特徴としては、蜂の子は耳鳴りや難聴の予防、改善の他に、身体を強くする効果を多く含んでいます。
それに対してプロポリスは、抗菌や殺菌効果がある成分を豊富に含んでおり、ウイルスや細菌から身体を守ります。
さらにプロポリスに含まれているアルテピリンやクリシンは、抗がん作用やがんの発生を抑える作用があり、副作用なくがんに効果がある物質とされています。
蜂の子とプロポリスは成分や効能が違うので、自分が求める効果によって選びましょう。